読書はアウトプットするべし!情報を知識に変換する8ステップ
昨日の夜、やたら分厚い本が届きました。
中身の濃さに知的好奇心が刺激されてついつい読み進めたくなってしまいましたが、そこは我慢(笑)
辞書かよと思うくらいのボリュームではありましたが、2時間かからないくらいで読み終えることができました。途中眠気のあまりちょっとボーっとしましたけど、、、
この話は置いといて、今回は速くかつ効率的に本を読むいくつかのステップがあるので順番にお話ししていきたいと思います。
ただし、今回の内容は娯楽目的ではなく「本をどう役立てるか?」という実用的な話であると理解した上で読み進めてください、、、
目次
読書は費用対効果を意識すべし!
本は目に見えるので、どうしても「物」に見えてしまいますが、本の価値は中身の「情報」にあります。その本を買うことで得た情報が、本の価格以上の価値があったと自分が判断できればそれは良い買い物です。
逆に言えば、費用対効果が曖昧なまま買ってしまうと、それだけ時間もお金も損することになりかねないということでもあります。
なので「効果」を意識すること。効果があるかどうか。
興味を引かれて買うのではなく、役立てるために本を買いましょう。
なんの為にその本を読むんですか?
目的があっての読書です。
本を買う前に自問自答してみてください。
「この本は何のために買おうとしているのか?」
そして、読む前にも自問自答してみてください。
「この本は何のために読むのか?」
目的が明確になれば、あなたの中でアンテナが立ちます。ただなんとなくで読むよりも感度が良くなるので拾える質も量も高くなります。
目的が明確になったら、本を開いてみましょう。
目次を読む、目次で読む
まずは目次を呼んでください。その中から必要な情報をピックアップします。
必要な個所のページ数のところに印を付けてもいいですし、メモ帳にメモしてもいいです。
良い本であれば目次を読むだけでも勉強になるので、時間がなければ目次だけを読むというのもありです。
目次だけだと判断しにくい場合は、その章の最初と最後だけ読んでおおまかな内容を把握するのがおすすめです。
必要な部分を必要なだけ読む
そもそも一度の読書で、専門家が知識をまとめた密度の濃い情報を全て理解できるわけないです。少なくとも僕は凡人なので無理です。
なので必要な部分を必要なだけ読む。これだけでも十分役に立ちます。
「今」直接的に効果が出そうな情報以外はわざわざインプットする必要ありません。いずれはいるかもしれないから・・・というのは、今はまだその時ではないということでもあります。情報の取捨選択をしなければ、本当に欲しかった情報の理解が不足することになってしまいます。
その本にその情報がある、と分かっていれば、また必要なときに本棚から取り出して読めばいいだけなので。
本を汚す
必要だと感じた部分にはマーカーや線を引いてインプットしましょう。
さらに、ページに折れ目を付けておけば後からまた見直ししやすくなります。
繰り返しになりますが、本は物ではなく情報です。世界的に権威のあるビジネスマンは1ページだけを破り捨てて残りのページは全て捨てるという話を聞いたことがあります。まぁこれは極端かもしれませんが、、、
とにかく、それくらい本の価値は情報にあるということでもありますし、本から得る情報はそれだけ少なくてもいいということでもあります。
これがインプットの秘訣です。
目的に合った情報だけを抜き取る一点集中の読書です。
とはいえ、この段階ではまだ「抜き取った」だけです。ここでは情報が自分の中でふわふわ漂っているだけです。
では次に、それをどう自分の知識に変えていくかについてです、、、
アウトプットは自分のフィルターを通すこと
必要な情報の抜き取りができたら、今度はそれを自分を通してアウトプットしていきます。
方法は2種類あります。
①抜き出した情報をノートやメモ帳に「自分の言葉」で書く
書き写すだけなら、実はボーっとしてても書き写せます。書き写すという行為をただの動作として処理してしまっては意味ありません。
抜き出した情報、先ほどマーカーや線を引いたところを言い回しや表現を変えて自分の言葉にしてノートやメモ帳にアウトプットしましょう。
より理解が進むはずです。
②誰かに話す、教える
人に話すアウトプットが有効なのはどこでも言われていることですが、実際にそれは有効です。
まだ自分の中で漂っているだけの情報が、誰かに話すことで自分の中の引き出しに入るんです。
また、アウトプットすることでさらにインプットにもなります。情報がだんだん知識に変わる、つまり誰かから得た情報が自分の知識へと変換されるわけです。
自分というフィルターを通すことでそれがだんだん実感できるようになります。
これはアウトプットとインプットを繰り返すほど効果的です。
もう一つ、読書をする上で大事だなーと思っていることをお伝えしたいと思います。
本は読んだら終わりではない
必要な部分を必要なだけ読む、だけどいつ何が必要になるかは分かりませんよね?
年齢を重ねたからこそ理解できるようになることもあるでしょうし、自分が成長したから拾えるようになった情報もあるでしょうし、その時その時のタイミングによっても拾える情報の質と量は変わると思います。
アウトプットすることで自分の中に定着させることも当然大切ですが、その分野に関して何回読み返しても新しい発見があるような気づきを与えてくれる本を揃えることも大切です。特に自己成長に関しては。
本は一回読んだらそれで終わりではありません。
何種類も本を読み広範囲に学ぶことも必要ですが、より密度の高い気づきを与えてくれる1冊を何年もかけて自分の知識として落とし込むことの方が大事だと思っています。もっと最高なのは質の高い本を広範囲に集めることです。理想的ですね。
一冊の本でガラリと変わることもありますし、その一冊のたった一つのアイデアでガラリと変わることもあります。本は汚しても中身の情報を雑に扱ってはいけません。
終わりに
色々読書術とか読書法ってありますけどもっとシンプルに、読む目的を明確にしてその部分だけ抜き取るだけでも効果は高いと思います。読む時間も短くできますしね。
どう読むのか?ではなく、なぜそれを読むのか?
それを意識してみてください。
わざわざ全部読まなくても必要なときになったら、「そういえばあの本にあんなこと書いてあったな」と参照できるようにしておけば十分だと思います。
読書をするのであれば、その知識を自分の中に可能な限り落とし込まないと読書した時間も本の代金も無駄になる、さらにそれを自分の生活に役立てなければただの「娯楽」になってしまう。
それくらいの基準で考えていれば読書は必ずあなたの糧になるはずです。