目的と手段が入れ替わる現象、それって悪いことなんですか?

目的と手段が入れ替わるこの現象、何て名付けたらいいですかね?

まぁ「本末転倒」という言葉で片づけられますが、、、

それはともかく、学生からはじまり社会に出て大人になってもこの現象は常に付きまといます。

例えば、会社において、、、

少しでもお客さんに喜んでもらいたいという目的で商品を作っていたはずなのに、いつの間にか商品を作る技術にばかりこだわるようになったり。

「うちの会社は〇〇の最新技術を取り入れました」

お客さんからしたら、

「それが私にとってどんな役に立つの?」

っていうことになりかねません。怖いですねー。

こうした例を挙げれば、勉強なり仕事なりスポーツなりなんでも当てはまると思います。

目的さえブレなければ手段にこだわる必要はない。手段にこだわると目的が見えなくなるからダメ!とにかく目的を意識しろ!

・・・ふむ?手段にこだわることってそんなに悪いことなんですかね?

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本末は果たして転倒するのか?

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本末転倒とは、

・物事の重要な部分とそうでない部分がひっくり返ること

・肝心なことを忘れてどうでもいいことにこだわっていること

という意味です。

例えば、アルバイトばかりしていて大学に行かない、とか。

本末転倒というと、悪い例ばかりだと思います。

たしかにアルバイトばっかりしてて大学に行かず留年とか、世間一般的な考えで言えばバカ野郎と思われてもおかしくありませんよね。

だけどこれって本人の気持ちとかエネルギーとかを無視していると思うわけですよ。

今の例で言えば、最初は普通に大学に入ってそれなりの会社に就職するのが目的だったと思います。でも、なんとなく始めたアルバイトが実は自分の好きなことだったり得意な分野だったりで、大学よりもこっちを優先したい!って場合もあるわけじゃないですか。

その結果、アルバイトで入った会社で最終的に重要な役職に就く可能性だってありますよね。

つまり、必ずしも目的と手段が入れ替わることで本末が転倒するとは限らないと思うんです。

本末転倒が本末転倒することもある、、、

肝心なことを忘れてどうでもいいことにこだわっていたら、実はそのどうでもいいことが肝心なことだったとかね?

手段はこだわるもの

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「何をするかより、どうやるかにこだわる」

よく言われることだと思います。お金を稼いで何をするかより、どうお金を稼ぐかにこだわるみたいな。

たしかに目的があってこその手段だと思います。

・病気で苦しんでる人を助けたいから医者になりたい

・理不尽な思いをする人を助けたいから弁護士になりたい

・日本をよりよくしたいから政治家になりたい

これってめちゃくちゃ素晴らしいマインドです。

本来はこういう目的で、医者や弁護士、政治家になるのが一番尊敬できる理由です。

みんながみんなこうしたマインドを持っていたら超平和です。でもそうはいかないわけで。

でも別に、病気で苦しんでる人を助けられるのは「医者」だけじゃありませんし、理不尽な思いをする人を助けられるのは「弁護士」だけじゃありませんし、日本をよりよくしていけるのは「政治家」だけではないですよね?

目的に対しての「手段」はいくらでもあるわけです。

それでも、「医者」や「弁護士」、「政治家」になりたいと思うのは、結局この手段に魅力を感じるからだと思います。

一言で魅力と言っても色々あります。例えば、、、

・収入がいいから

・社会的立場がいいから

・仕事がかっこいいから

・仕事がおもしろいから

・モテるから

とかね。こういう奥底にある魅力に惹かれるわけです。

でも普通に考えて今挙げた奥底の魅力って欲しいと思いませんか?収入は良い方がいいし、社会的立場もあった方がいいし、仕事内容もかっこよくておもしろい方がいいし、異性からモテた方がいいですよね。

人間として普通の感情です。

医者や弁護士、政治家っていうのは手段です。だけど結局は大なり小なりみんなこうした魅力に惹かれて「専門家」になるわけで。

そして、魅力に惹かれるからこそモチベーションも上がりますし、エネルギーも注ぐことができます。

「医者ってかっこいいじゃん!」

「なんか弁護士ってすげぇ!」

「政治家になれたらヤバイ!」

入口はこんな感じでも結果的に成功を収める人だっているはずです。

人のため世の為に行動できればそれが一番良いのは間違いありません。もっと大きい目的の為に行動した方がいいです。

でも手段にこだわるからこそ、その道の「プロ」になれると思うんですよね。

手段にこだわるからこそ、また違う大きなことを成すこともできる。

お金を稼いで何をするかより、どうお金を稼ぐかにこだわる。

それの何が悪いんですか?

どうお金を稼ぐかを突き詰めて達成した所に、自分にしかできない「何か」があると思うんですよね。

人生においての目的や意義なんて、たぶん自分ですらよく分かってない。だからこそ自分の強みや得意分野を極めることで、自分にしかできないことが見つかるんだと思います。

目的と手段はレベルによって入れ替わるもの

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目的と手段って常に入れ替わってると思うんですよね。

①何のために勉強するの?➜良い大学に進学するため

②何のために大学行くの?➜少しでも良い会社に就職するため

③何のために良い会社に就職するの?➜少しでも良い暮らしをするため

④何で良い暮らしをしたいの?➜その方が幸せだから

この目的と手段を一括にまとめると、、、

「何のために勉強するの?➜幸せになるため」

となります(笑)

でも究極的に言えばそうですよね。

まぁ学生で自分の幸せのために勉強できる人がいたらすごいと思いますけど・・・。

でも普通の学生は幸せのために勉強なんてしません。良い大学や良い会社に入るために勉強しますよね?

そのレベルごとに目的と手段って段階になっていると考えます。

ある目的を達成できた。でもそれは次の目的のための手段でしかない。

でも目的と手段がレベルごとに入れ替わっていくってつまり、自分自身が成長している証だから良いことじゃないですか?

悪いことばかりじゃないと思うんですよね。

じゃあ日ごろの行動において何を意識したらいいのか?

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それは「目的」です。まずは「的」に目を向けるべきです。できればその先。

なぜなら、目的があってその先が見えている行動にはパワーとスピードがあるからです。

良い会社に入る為に志望大学を受験する「A君」がいるとします。

「俺は〇〇に就職するためにこの大学に受かってやる」

素晴らしい情熱ですよね。

この意識のレベルで言えば、大学に受かるのは手段でしかないわけです。達成しなければならない最低限の目標です。大学に受かるのはあくまで「最低限」です。

もう一人、大学に入るのが目的の「B君」がいるとします。

「〇〇大学に入るために偏差値を〇〇にしないとな」

この意識レベルで言えば、偏差値を上げるのが目標ですね。

さて、A君とB君どちらの方が情熱があると思いますか?

・・・

A君の方ですよね。

じゃあ、もう一人、「C君」がいるとします。

彼には自分の人生を賭けてでもやりたい仕事があり、その仕事に就くために日本でたった一つしかない〇〇専門学校に入ることを目的としています。しかもその仕事に実際触れてみて、「これだ!」と感じています。

さて、A君とC君ではどちらの方が情熱があるでしょうか?

絶対C君ですよね。

、、、

曖昧で分かってない人と具体的でその先が分かっている人とでは情熱が違うのでパワーもスピード圧倒的に違うと思います。ということは結果も質も大きく変わるはずです。

これは普段の業務レベルでの話にも当てはめることができます。

仕事内容にやりがいを感じて、その業務の目的とどういう未来になるのかが見えている人と、なんとなく就職してただ淡々と仕事を「こなす」だけの人とでは全く仕事に対するパワーもスピードも違うと思いませんか?成果も質も違うと思いませんか?

意識するべきは目的、そしてその先。

普段から、目的とその先に沿った行動ができているかを振り返ってみる習慣を付けるのがベストですね。私はその日の終わりに日記を書くことで振り返っています。

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目的と手段が入れ替わる現象、、、

30710528 - work life balance

別に目的と手段が入れ替わろうが結局どうでもいいです(笑)

手段を突き詰めた先に「何か」があるとも思いますし、根源的な目的の為に一つの手段にこだわる必要はないというのも正しいと思います。

目的と手段が入れ替わる現象。そんなものにこだわる必要こそ無いです。

本質は自分の価値観や情熱、強みの上に日々の行動が成り立っているか、結果がついてきているか。そして、その先の未来にワクワクできるかじゃないでしょうか。

そこさえ胸を張れれば目的と手段が入れ替わろうがなんだろうがどうでもいいと思います。私の価値観では。

・・・もっと「向こう側」を意識して行動してみませんか?