なぜリソースを意識するだけで仕事がいつもの1.5倍進むのか?

「リソース」の意味をご存知でしょうか?

ビジネスや仕事上で使う場合、「資源」という意味になります。

私はこの資源、リソースを意識して仕事するだけでいつもの1.5倍も仕事が進みました。

なぜか?

その理由については後ほどお話ししますが、まず、誰もが持っているリソースにはどんなものがあるのかについてお話しします。

これを知れば、あなたの普段の仕事もきっと調子良く進むでしょう。

リソースには次のようなものがあります、、、

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誰もが知っておくべき5つのリソース

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①人的資源

人的資源と言えば、従業員の数やその数だけの時間、顧客や取引先などのことを言いますが、ここでは「自分という人的資源」についてをお話しします。

自分という人的資源には、色々なものが含まれます。

・自分の時間

・自分の労力

・自分が持つ人脈

といったものです。(他にも「自分」が持っているリソースはありますがそれは後ほど、、、)

特に意識すべきは「時間」です。

タイムイズマネー、時は金なりとはよく言いますよね?

時間はお金のように大事、という意味ではありません。時間をムダにすることはそれだけお金をムダにするという意味です。

例えば、サラリーマンやOLの人やアルバイトの人は時給が決まっていますよね。そして1日に働く時間も決まっています。死ぬ気で仕事しようがサボりながらダラダラ仕事しようが給料はちゃんともらえるので時間とお金の関係についての感覚が分かりにくいと思います。

しかし、実際に「自分でお金を稼ぐ」場合、時給が決まっているなら時間がダイレクトに収入に直結します。

時給1000円なら、、、

1日4時間働けば1日4,000円稼ぐことになります。

でも1日10時間働けば1日10,000円稼ぐことができます。

ということは20日働いたとしたらどれくらい差が出るでしょう?

・1日4時間=80,000円

・1日10時間=200,000円

怖いぐらいの差ですね(笑)

自分でお金を稼ぐ人の場合、時間というリソースを使えば使うほど稼ぐことができます。

逆に言えば、時間という資源を使わない場合、それだけお金が増える機会を損失していることになります。そういう意味で時は金なり、なんです。

でもこの差というのはお金だけではありません。仕事の進み具合にも直結します。

「忙しい」「時間がない」

よくこんな愚痴を聞くと思います。

これは時間という誰もが持つ資源が足りていない状況なわけです。本人の能力以上に仕事量がある場合です。

しかし実際問題、与えられた時間はみんな平等に24時間です。そのうち3分の1は睡眠時間とすれば、使える時間は限られています。

とはいえ、残念ながら人間は能力の面では平等ではないので、同じ仕事に同じ時間を使ったとしても差はできます。時にはその差が圧倒的に開くこともあるでしょう。

能力は磨けば向上しますが、最初のうちはその差を埋めるのは難しいと思います。

ではどうやって、優秀な人と同じ結果を出すか?

時間です。その分時間をかけるんです。

同じ結果に対して、優秀な人が1時間で終わらせるなら、能力が足りないという弱点を補う方法は2時間でも3時間でもとにかく時間を使うこと。

それなら新人でも凡人でも優秀な人と同じ結果を出せる確率は高くなります。

なので、時間こそ最も誰もが平等に持っていて使える資源なんです。

注意して欲しいのは、ここで言う時間とは「生産的な時間」のことです。ただ時間をかければいいという話ではありません。これをやれば達成できる、これをやれば解決できる、というものに使うべき時間のことです。

②金銭的資源

これは単純にお金が資源というだけの話です。

仕事を進める上で必要不可欠なものがある、それを手に入れるための資源です。

投資の場合はホントに直接的な資源となります。

仕事上、自分で予算を持っている人の場合もその予算が金銭的資源になりますね。

③物的資源

これも分かりやすいリソースです。

家を建てるには材料が必要ですし、道具も必要です。

材料を運ぶ車、作業者を守る保護具、作業工程を決める計画書や計画書を書くペンなども物的資源に含まれますね。

また、情報的資源を手に入れるためのパソコンやスマホ、本なども物的資源に含まれます。

④情報的資源

これも貴重な資源です。

結果を出すためには時間も労力もお金も必要ですが、「どう結果を出すか」という知識、経験、情報も必要です。

この情報資源には様々なリソースが含まれます。

例えば、ネット上の情報、人から教えてもらった情報、すでにある知識・経験、過去のデータ、書籍からの情報などなど、、、

今は便利な時代、情報化社会と言われていますし、日本は恵まれた国なので情報を収集することに関してはとても良い環境にあります。

⑤技術的資源

つまり、スキル・能力です。

同じ時間に同じ仕事をしても差が出るのは、この能力の部分です。

それは、才能・経験・テクニック・メンタルなど、スキルといっても多岐にわたります。

これも人的資源とも言えますが、結果を出すために必要なものなので今回は独立させて一つの資源として分類しました。

 

以上の5つのリソースを意識することが大切です。

とはいえ、なぜこの5つのリソースを意識するだけで仕事の進捗具合が1.5倍も違うのか?どう意識すれば調子よく仕事を進められるのか?まだこの時点ではモヤっとしていると思うので、今すぐにでも実践できるように方法としてお話ししていきます。

 

いま何があるかで発想する

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いま何がないかで発想する、という思考も必要ですが、いま何があるかで発想することも大切です。

達成したい仕事、解決したい問題がある場合、、、

「そのために自分には何があるか?」

を自問自答します。先ほどの5つのリソースから導き出します。紙に書き出すのも良いです。

今ある資源と達成したい仕事や解決したい問題を見比べてみたとき、何が足らないかが見えてくると思います。紙に書き出せば目に見えるでしょう。

・時間が足りない?

・お金が足りない?

・人手が足りない?

・知識、情報が足りない?

・能力が足りない?

なら次はそれをどうカバーするかです。

足りないものを他の資源でカバーするのか、足りない資源を足すのか。

・時間をかければカバーできるか?

・お金をかければカバーできるか?

・人手をかければカバーできるか?

・もっと情報を集めればカバーできるか?

・技術を磨く必要があるのか?

達成したい仕事や解決したい問題の規模が大きいほど、当然必要やリソースも多いです。

ですが、おそらく一番誰でも当てはまり誰でも使うことのできるリソースが「時間」です。時間させ使えばなんとかなるということは案外あると思います。

なので、まずは時間をかければなんとかなる仕事なのか?時間をかければ解決できる問題なのか?から考えてみましょう。(注意! 達成・解決に直接繋がる行動のための時間、生産的な時間という意味!)

例えば、1週間後までに建物内の蛍光灯をLEDに取り替えるという計画書を作らないといけないとします。しかもその工事計画をしたことがないとしましょう。

まず絶対的に必要なのは「時間」です。

その計画書を作るのにどれくらい時間がかかるのか?その計画書が上司のところまで回るのにどれくらい時間がかかるのか?上司が確認するのにどれくらい時間がかかるのか?計画自体の相談・修正にどれくらい時間がかかるのか?実際に承認までどれくらいの時間がかかるのか?

それが分かれば計画書を作るためのスケジュールができます。

そうすれば時間的資源がどれくらい必要なのかが分かります。

その計画書を作るのにどれくらいの時間がかかるか?というデッドライン(締め切り)を決めておけば良いペースなのか遅れているのか進捗状況の目安になります。

あとはそのデッドラインまでに調査して計画して計画書を作れば、この段階はクリアです。

この計画書を作る段階にも時間を配分していきます。

調査に何時間?計画に何時間?作成に何時間?

しかし、やったことがないことを計画するのであれば、情報・知識が必要になってきます。ではどういうリソースを使うのか?

先輩に教わる?過去の実例を調べる?誰かに手伝ってもらう?パソコンで調べる?

何にどれくらい時間がかかるかを分かるまで情報を集めます。

そして、実際にうまくいった人から教われば、計画はスムーズに進むでしょう。分からない原理や分からない単語は分かるまで調べます。

調査に何時間、計画に何時間、作成に何時間、というデッドライン決めてスムーズに進んでいけばあとは問題ありません。上司から修正の指示があってもその時間を元々余裕をもって見積もっておけば焦ることなく達成できます。

、、、

時間という資源を使うときは業務時間やプライベートな時間という区切りは考慮しません。

「定時が18時なので・・・」

もちろん、定時に帰っても余裕なように時間を使えていれば最高です。それくらい時間を圧縮できていればベストです。

でも足りないというのであれば、時間は材料なので使わないという選択肢はありません。

他のリソースも同様です。

達成した、解決した、という実績があるものであれば、そこには達成する原理原則、解決する原理原則があります。料理で言えばレシピです。

材料もある環境もある作る人もいる、それなら後はレシピがあれば料理は作れますよね?

今、何があるかで発想してみてください。

リソースを意識して、今自分の手元に何があるのかが分かれば、あとはうまくいきます。

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終わりに

リソースを意識、と言いつつかなり時間がメインとなりました。それだけ時間が大切ということです。

もしあなたが今より仕事を調子よく進めたいというのであれば、ぜひリソースを意識してみてください。

まだ能力が足らない、まだ知識が足りない、まだ経験が浅いとしても大丈夫です。

「時間」という資源が与えられています。

あとは、あなたがその資源を使うか浪費するかだけです。

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