「ストーリーテリング」はなぜ人を惹きつけることができるのか?

人はストーリーが大好きです。

月曜9時になればテレビドラマを見始めます。

休日はわざわざ出掛けてお金を払ってまで映画を見ます。何冊も小説を持っているにもかかわらずまた同じ様なジャンルの小説を買います。

日曜日の朝は子供がテレビに釘づけです。深夜になればアニメが大人をも魅了します。

職場に行けばあちこちで物語が聞こえてきます。友人と話すときも、家族と話すときも、恋人と話すときも、ストーリーが語られます。

人間の「ストーリーへの欲求」は満たされることはありません。

それは古くから変わりません。

神話、伝承、古典、歴史、、、

なぜこうも「ストーリー」は人を惹きつけるのか?そして、なぜ「ストーリーテリング」は人を惹きつけることができるのか?

そこには根源的な人間の欲求が関係しています、、、

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ストーリーと欲求の関係

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なぜ人はストーリーに惹きつけられるのか?

そこにはまず、2つの心理が働いています。

好奇心と関心です。

ストーリーが始まると、どんな話なのか?どんな展開になるのか?どんな結末を迎えるのか?知的欲求が刺激されます。

もう一つさらに、ストーリーが始まるとそこに価値を求めるのです。

ラブストーリーであれば、「愛情」を。

サスペンスであれば、「正義」を。

スポーツであれば、「絆」を。

「価値」とは自分が根源的に正しいと思っているもの、自分が信じたいと思っているもののことです。

それがやっぱり正しいんだ、と思いたいんです。そういうものに飢えているんです。

また、「笑い」「感動」「恐怖」といった感情的な体験による価値も求めています。

知的好奇心と価値への関心。

この2つの心理を満たしてほしいという心理がストーリーを求めています。

そしてストーリーというのは言い換えれば、人生でもあります。

それが架空の人物の人生なのか実在する人物の人生なのかは問いません。

それが長い年月の人生そのものなのか、人生のうちの短い一瞬を切り取ったものなのかも問いません。

ストーリーに触れるということは、人生に触れるということ。

「観客」だって人生を生きています。誰もが常によりよい人生を送りたいと思っています。

「誰か」の人生に触れることで、自分の人生をよりよくできるアイデアがあるのではないかと探すわけです。

それが根源的に人がストーリーを求める理由だと考えます。

誰もがストーリーテラーでありストーリーテリングを使っている

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人は常にストーリーとともにあります。

そのストーリーが果たして人の感情を刺激するほどの出来かどうかは置いておいて、実際、あちこちで物語が語られていますよね。

誰もがストーリーテラーであり、ストーリーテリングを使っているというわけです。

つまり、誰でもストーリーを「供給」できます。

そして、誰もがストーリーに飢えています。

ということは、そこには「需要」がありますよね?

このストーリーの需要と供給は絶対になくなることはありません。

「ストーリーテリング」は人を惹きつけることができます。この「人を惹きつけることができる」というのは普段の生活において、計り知れない強みになると思いませんか?

普段の自分の生活を振り返ってみてください。

人を惹きつけたい場面ってよくあると思います。

仕事で言えば、プレゼン、営業、何か自分の意見を主張したいとき。

プライベートで言えば、異性に自分の話を聞いて欲しいとき、友人に自分の意見を主張したいとき。

相手の興味をひき、感情を刺激して、心にも記憶にも残るストーリーを語ることができれば、どれだけ良いことが起こるでしょうか?

その効果は無限大です、、、

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終わりに

と、ストーリーについてお話ししましたが、私自身も勉強中の身です。偉そうなことは言えません(笑)

ただ、ストーリーテリングはとても可能性を秘めたスキルであるということは感じています。脚本家や小説家といった、物語を生業とする人になるつもりがなくても、仕事面でも生活面でも確実に役に立つスキルです。

浅い知識ではありますが、それでもストーリーテリングの素晴らしさを伝えることはできると思うので、次回はさらに仕事面や生活面でストーリーテリングをどう役立てるのかについてまとめていきます。

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