やりたくないことをやるのはダメ。この3つの秘策よ彼らに届け
「こんな仕事ばっかりやりたくない」「雑用するために就職したんじゃない」「とにかくこれだけはやりたくない」あなたもこんな経験があるのでは?
前の会社の同期とは今でも連絡をとったり、食事に行くことがあります。
しかし、その度に彼らは「やりたくないことばかりやらされて、もううんざり」と口を揃えて言います。
やりたくないことをやる、やりたくないのにやらされる。
私は同期の話をもう少し聞いてみることにしました、、、
目次
究極のやりたくない思考
何日連続残業、明日は当直でその次は休出。最悪。ほんとクソ。もう辞めたい。
そんな愚痴のLINEがきていました。
今ではやりたくないという思いが発展してしまい、もう最悪の考えで頭がいっぱいになっています。頭の中を覗けるなら、きっと、、、
「やりたくない」「めんどくさい」「なんでこんなことしなくちゃいけないのか」「辞めたい」「クソ」「どいつもこいつも」「他の人がやってくれる」「どうでもいいや」「自分には関係ない」「ほんとブラック企業」「楽しくない」「興味ない」「休みたい」「早く帰りたい」「早く休みにならないかな」「遊びたい」
こんな考えでパンパンになっているでしょうね。もう思考回路はネガティブ一直線。
近くで見ていないので分かりませんが、たぶん仕事の質は最悪だと思います。
しかしこうした究極のやりたくない思考は誰でも陥りがちです。私も経験があります。
最初は些細なことなんです。
「あーちょっとこれはやりたくないな・・・」
ちょっとそう思っただけなんです。めんどくさいなって。
そして誰も見ていないことがわかると、手を抜いてしまう。楽を選んでしまう。
しかし、そのやりたくないことはまた回ってきます。
また手を抜きます。
これを繰り返した先には、マイナスしかありません。道を踏み外してしまっているんです。
でも正しい地図も持っていない、正しい道を教えてくれる人もいない、そうした状況だと気付かないうちに後戻りできなくなるんですよね。
私の同期たちは負の思考に囚われてしまっています。
彼らの解決策は、もう転職しかないのです。転職すれば解決すると思っています。
その仕事にはこんな役割があってこんな魅力があって、こういうところはやりがいを感じるとかなんとか言っても耳には入りません。
ではどうすれば手助けてしてあげられるのか・・・?
「やりたくないことをやる」のは良くない
やりたくないことをやるのは大変なエネルギーが必要です。特に精神的に。
歯を食いしばりながら、拳を握りしめながら、時には顔を真っ赤にしながらやらなければいけません。なんでそんな思いをしなくちゃいけないのか?
一番最悪なのが、「やりたくないことをやらされている」という解釈。
これはもう奴隷かなにかの思考です。現代の平等社会に生きる人間が感じていることだとは思えません。
やりたくないことをやる、やりたくないことをやらされている。
なぜ貴重な自分のエネルギーをやりたくないことに費やさないといけないのか不思議じゃありませんか?
やりたくないことを無理矢理やったって、しんどいだけです。やりたくないと思いながらやったことなんて自分にどんな価値があるんですか?
やりたくないことを無理矢理やるのは良くない。そこに自分の情熱や強みがないのなら・・・長期的に見て良くないです。
そうは言っても、やりたくなくてもやらなければならないことってあると思います。緊急性があったり、重要度が高かったり、自分しかできなかったり。
状況が許さない場合もあると思います。
その壁を超える方法は3つあります。
やりたくないことがやれる3つの秘策
①やり遂げた先の未来には自分にとってどんなメリットが待っている?
報酬があれば人は動きます。子供でもお小遣いをあげれば肩たたきくらいはしてくれます。
つまり、その仕事をすることで得られるものを具体的にイメージするわけです。
例えば、、、
・給料が上がる
・自分の職場でのイメージが良くなる
・人間関係を広げることができる
・上司を信頼を得ることができる
・気になるアノ子にアピールできる
といった「報酬」です。打算的で全然いいと思います。それが行動の動機づけになるならなんでも使うべきです。
やりたくないことであっても、それをやることで得られる報酬が自分にとってめちゃくちゃメリットのあることならやりますよね。
できればその先までイメージできるとモチベーションがさらに上がります。
やりたくないことをやることで、上司の信頼を得ることができるという報酬が考えられるとします。上司の信頼を得た先にどんなメリットがあるでしょうか?
例えば、、、
・自分のやりたい仕事を任せてもらえる
・評価が上がることで給与アップが期待できる
といったメリットですね。
もうここまで見えているなら、喜んでやりますよね(笑)
やりたくないことをやるのはしんどいですが、それが進んでやりたいことなら頑張れると思います。
超具体的にそれをやることで自分にとってどういうメリットがあるのかを想像する。これがまず一つ目です。
②やりたくないことをやらなかった未来には自分にどんなダメージが待っている?
さっきとは逆です。
それをやらなかったら自分にとってどんなダメージがあるのかをイメージするわけです。
例えば、、、
・評価が下がることで給料が上がらない
・自分の職場でのイメージが悪くなる
・人間関係が悪くなる
・上司から全く信頼されなくなる
・気になるアノ子から嫌われる
もうこれはデメリットというよりダメージですよね。職場に居られなくなるレベルです。
こんな状況は絶対に避けたいです普通。
だったらもうやりたくないとか言ってる場合じゃないですよね?やるしかなくなります。
超具体的にそれをやらないことで自分にとってどういうダメージがあるのかを想像する。これも追い込まれますが効果的ではある選択肢だと思います。
③やりたくないことはやらない
そもそもやりたくないならやらなければいい、という話。
これはどういうことかと言うと、、、
「今ネックになっているその仕事は本当にやらないといけないことなのか?」
やりたくないことから逃げる、という意味のやらないではなく、やりたくないことはできるだけやらないように捨てるという意味です。
例えば、急に電話がかかってきて至急〇〇をやってくれないか?と先輩から頼まれたとします。
自分は他にも仕事がある、それを進めたい。今頼まれた案件はかなりめんどくさそうで正直やりたくない。
でも先輩が至急って言ってるし、頼まれたらYESと言った方が良いよなぁ後輩だし。人間関係悪くしたくないし・・・。
と、そういう風に考えるわけです。
もちろん本当に大至急で、どうしても自分じゃないと解決できないっていう場合もあると思います。
でも、よくよく話を聞いてみると別にやらなくてもいいことだったり、自分の後輩でもできそうなことだったりする場合だってありますよね?だったら、やらなくていいじゃんっていう(笑)
だけどこの選択基準というのは凄く難しいと思います。
自分の中で何が正しいのか主体的な価値観が必要になります。
やりたくないことをやらない、という判断は自分の価値観と照らし合わせて判断することになります。これは自分が進みたいと思っている道から外れていないか?これは自分が考える成功に関係あるものなのか?これは自分を成長させてくれるものなのか?これが本当に自分の為になるのか?
そういった尺度で判断する必要があります。
自己中心的であれ、と言いたいわけではないですよ。外的なものに振り回されないようにするべき、ということです。
先ほどの例で言えば、先輩からの頼まれごとを断ることで少し嫌な顔をされるかもしれませんが、自分自身の状況や優先事項をきちんと後で伝えてフォローすれば、普通に理解のある人であれば分かってもらえるはずです。むしろ、ちゃんと優先順位を決めて判断して仕事してるんだと思ってもらえることで印象は良くなるんじゃないでしょうか。
短期的に見ればマイナスになることでも、長期的に見ればプラスになることって多いと思います。
外的なものごとに振り回されないようにするのは、とても難しいはずです。自分の中で価値観がある程度確立されてないと判断できないはず。
少しずつでも小さいことでもいいので、日ごろから長期的に見れば何が自分にとってプラスなのかを意識して判断できるように練習しておきましょう。
感情で動いても良い、理性で動いても良い
何かを得たい、何かから逃れたい、こうした感情で動いても良いんです。
頭で比較検討して冷静に判断しても良いんです。
結局は「必要なことはやる」という結果、行動に繋がれば、長期的に見て悪いことは無いと思うんですよね。
私の同期たちは現在、究極のやりたくない思考に支配されています。
彼らの中では、解決策は転職しかないと思っています。
耳は塞がり、視点は固定され、視野は狭く、頭の中は暗くて黒いモノでパンパンです。
だけどこの3つの選択肢は、彼らの前にある大きさも見えないような壁を乗り越えられる新たな解決策になるかもしれません。少なくとも投げかけてみる価値はある気がします。
もしかしたら何かのきっかけになるかもしれません。